犬と赤ちゃんは一緒に暮らせるの?
「愛犬がいるけど赤ちゃんが出来ても大丈夫?」
「犬を迎えたいけどいつか赤ちゃんも欲しい、どうしよう…」
そんなお悩みのある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
我が家にベビ子が来て6ヶ月、犬と赤ちゃんの生活の体験談を交えた犬と赤ちゃんの生活のメリット・デメリット綴ります。
前半→犬と赤ちゃんの暮らし【一般論】
後半→犬と赤ちゃんの暮らし【体験談】
マロがお兄ちゃんになりました🐶💗🎉
退院初日は妹に大興奮👶🍼
生まれるまで長かったーー
これから🐶👶のママになります☺️✨#犬のいる暮らし pic.twitter.com/zvzpjpLlDO— マルプーのマロさん@*\妹チャン誕生/* (@Malpoomaro) November 16, 2022
【一般論】犬と赤ちゃんの同居 メリット
まずは一般的な目線での犬と赤ちゃんの同居のメリットデメリットをご紹介します。
犬との触れ合いが情操教育になる
犬と同居することで感情表現が豊かになる、コミュニケーション能力が向上する、情緒が安定する、思いやりの心を学べる等赤ちゃんの精神面で良い影響が期待出来ます。特に兄弟が少ないこどもは遊び相手として犬がいることで子供の幸福度も上がりそうですね。
アレルギーに強くなる等健康面の効果
こどもが1歳未満の時期に犬と生活するとアトピー性皮膚炎の発症リスクが軽減するという研究結果があります。また、欧米では幼児期のペットとの生活が将来アレルギーや感染症、呼吸器疾患になる可能性を減らすとのデータもあるそうで、健康面で良い効果があります。
【一般論】犬と赤ちゃんの同居 デメリット(注意点)
犬との接触が事故に繋がる可能性
赤ちゃんと犬から目を話した際に事故が起こる可能性も否定できません。大型犬や噛み癖のある愛犬は特に注意したほうが良さそうです。普段おとなしい愛犬でも赤ちゃんが動き出して犬のおもちゃをとった、尻尾を引っ張った等犬に刺激を与えることで不測の事態が起こることもあります。
目を離す時は必ず犬と赤ちゃんの空間を分けましょう。
特有の病気にかかるリスク
犬から人に感染する「人獣共通感染症」があります。
(例)狂犬病、カンピロバクター、サルモネラ症、回虫皮膚糸状菌症、エキノコックス等抵抗力が弱い時期は特に犬が赤ちゃんを舐めないようにする工夫が必要です。
【体験談】犬と赤ちゃんの同居 メリット
お尻くっつけて仲良し🙆♀️#犬のいる暮らし pic.twitter.com/3Fsl9o9xxl
— マルプーのマロさん@*\妹チャン誕生/* (@Malpoomaro) May 30, 2023
育児の辛い時期、妊娠中の辛い時期の癒しになる
妊娠、出産、育児はお母さんにとって辛いことも多いです。ホルモンバランスも変わり、つわり、産後鬱、眠れない育児等試練が襲ってきます。そんな時に犬が隣りにいたら癒やしになり、心の支えになります。隣で一緒に寝てくれるだけで励みになり、イライラした時も笑わせてくれる、良く言われる「犬のオキシトシン効果」を実感できます。
運動習慣が出来る
育児中はどうしても出不精になりがちです。犬を飼っていると、散歩のために外に出る必要があるため運動習慣が出来ます。(せざるを得なくなります笑)
私の場合、妊娠中、出産後共にほぼ毎日散歩に出ていたため運動不足になることがなく、定期的に外へ出ることでメンタルケアにもなりました。
日中の会話が増える
日中、赤ちゃんと2人でいると意識しないければなかなか話さなくなります。本当は赤ちゃんにたくさんの言葉を聞かせてあげたほうが良いのですが、まだ話せない赤ちゃんに一方的に話しかけるのには限界がありますよね。
そこに犬が加わると不思議と話すようになります。(犬も喋るわけではないのですが笑)
我が家は
「マロちゃんご飯全部食べたって、偉いね〜、ベビちゃんもご飯食べようね」
「マロちゃん今日はよく歩くね、ベビちゃんも歩くの楽しみだね」
のように良く話しかけていました。
散歩に出ても他の犬の飼い主さんと話たりするので会話の量が増えていると思います。
赤ちゃんに兄弟ができる
我が家のベビ子はまだ一歳になりませんが、マロがいなくなるとどこにいるか気にするようになりました。この子にとって犬は一緒に育った兄弟になるんだろうなと実感します。
最近は尻尾を引っ張ったりスキンシップも増えてきました。(マロが可愛そう…)
そして不思議と犬は蹴られたり尻尾を引っ張られても怒りません。犬にも母性本能があるらしいです。
そして何より可愛い、幸せ2倍❤
そう、何よりコラボが可愛い!!スマホの写真が赤ちゃん+愛犬のラブリー写真で溢れるようになります。育児中は何かと家にいることが多いですが、可愛い子がたくさんいることで家族の幸福度もアップします。
【体験談】犬と赤ちゃんの同居 デメリット(注意点)
犬と赤ちゃんのスペース分けの工夫が必要
赤ちゃんが小さいうちは犬と接触しない工夫が必要です。ハイローチェアやベビーベッドを用意して、犬が届かない高さで赤ちゃんを寝かせます。
我が家の場合はハイローチェアや動かしやすいミニベビーベッドを使っていました。
【コンビハイローチェア】
【リリワゴンリンク】
犬と暮らすための部屋の工夫については別の記事にする予定です。
目を離す時に気を遣う
基本的に上記のようなスペース分けを行いますが、赤ちゃんが動けるようになってくると、起きている時間はチェアやベッドに寝かせておくことが難しくなってきます。
そうするとフロアマットの上など、犬と同じ空間にいることも増え、目を離すたびに事故が無いよう気を遣う必要が出てきます。
料理中、風呂、トイレ等ひとりでいる時は常に気をつけます。都度赤ちゃんをベビーベッドに移す、犬をケージに入れる、別々の部屋にいて貰うなど注意が必要です。(大変そうですが習慣になれば意外と大丈夫です◎)
散歩が大変(運動不足にはならないけど)
原則、犬は毎日散歩する必要がありますが体調が悪い時は負担になってきます。私はつわりの時期、臨月は散歩が苦しく家族にお願いしていました。また、産後の産褥期も動けないので散歩は難しいです。散歩を出来る人が複数人いる必要があります。
犬が嫉妬する、赤ちゃん返りする
犬の性格にもよりますがマロは赤ちゃんが来たことに危機を感じたのか、嫉妬行動がちょこちょこあります。
・赤ちゃんとの間に割って入ってくる
・ミルクをあげてると邪魔をする(おもちゃで遊んでアピールするとか)
・気を引いて欲しいと吠える
「赤ちゃんと同じように愛情をかけること」は大切です。我が家はここは気をつけていたのですが、それでもこのような状況です。。(それも可愛いですが笑)
赤ちゃんと犬が同居する予定の方へ
犬アレルギーが少ない犬種という選択
これから犬を飼う方の多くは家族にアレルギーがないことを確認して飼うと思います。
生まれてくる赤ちゃんにアレルギーが出る可能性も当然あります。前述の通り生後幼い数ヶ月は接触を少なくすることが基本ですが、最初からアレルギーが出る可能性が少ない犬種の犬をお迎えするという選択も考慮すると安心でしょう。
一般的にアレルギーの少ない犬種は毛が抜けにくいシングルコートの犬種です。
アレルギーの可能性が少ない犬種:トイプードル、マルチーズ、ミニチュアシュナウザー等々
出産前にしつけや生活環境の準備を【後悔ポイント】
私が後悔していることがあります。それは「赤ちゃんと同居するためのしつけをしておくべきだった」ということです。赤ちゃんを迎えた時の生活を考えて準備しておくと妊娠中、出産後にぐっと楽になります。
【しつけの例】
・人の顔を舐めない
・待てが出来る
・吠えない
・ケージの中で寝るトレーニング
・家の中でもトイレが出来るようにする(どうしても散歩に行けないときのため)
等々
生活動線を想像して必要なしつけをしておきましょう。
また、部屋の環境も事前に模様替えしておくと安心です。
【部屋の模様替えの例】
・ベビーグッズでトイレやハウスの配置が変わる場合は事前に変えておく
・ベビーベッドを先に設置しておく
等々
まとめ
結局犬と赤ちゃんの性格や成長をみて工夫するしかない
犬と赤ちゃんの関わり方について様々な本やWEBサイト、SNSで紹介があり、見ると一緒に暮らせるか不安になる方も多いと思います。私も実際やってみるとどうにかなることもあればやっぱり後悔することもあります。
一番のポイントは「犬と赤ちゃんの距離のとり方」かと思いますが、月齢が上がってくるについれて全く別の空間で生活するのは難しく、結局赤ちゃんと犬の両方の性格・成長段階を見て工夫していくしか無いと思います。
我が家のベビ子まだ1歳になっていないですが、これまでの体験談まとめでした。
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